卑弥呼の歴史

大正十二年。麹造りの技術を活かし、
本格的に味噌・醤油造りを始める。

卑弥呼味噌の味の特徴は、なんといっても、麹の奥深さにあります。江戸時代後期、酒造所時代からひたすら繰り返されてきた「麹づくり」。たっぷりの時間をかけて、肌で、体で育てる伝統的な製法は、今でも受け継がれています。そんな麹をふんだんに使って作られている、醤油・味噌は深く、やさしい味わいで、地元山鹿の人々に親しまれています。

受け継がれてきた「石室」と「室蓋」は当時のまま。

麹造りに使われる、室蓋や石室は創業当時のまま。石室は麹を温かく見守るように、蔵の中の温度変化を和らげてくれます。長い間、使われてきた室蓋には、麹をおいしくするための菌が住み着き、麹をより深い味わいへと導いてくれます。

昭和55年、株式会社内田物産を創業。
商標を「卑弥呼」に。

日本の食文化は古くから米と味噌汁、魚がメインでした。その中で常に食卓の中でどっしりと構えている米を「王様」とするならば味噌汁は「女王」。そこで日本で最も有名な女王の名をとって「卑弥呼」としました。先代が名付けた「卑弥呼」の名は、今でも地元山鹿の人々に親しまれています。

日本の発酵文化を楽しむ場「古民具・生活雑貨 蔵」
「茶房さくらさくら」をオープン。

店内に併設してある、かつて蔵人が住んでいたとうい2階の部屋は、店主が趣味で集めたという骨董品の数々に囲まれています。その数およそ数万点。歴史を感じさせる器や机、人形など、様々な古民具がおかれ、まるで時が止まったかのような不思議な空間です。その雰囲気の中で味わう味噌汁はまた格別で、みそ汁は17種類もある味噌の中から選べ、その他にも地元山鹿の地で採れた様々な食材や、みそを使った味噌アイスなどを楽しむことができます。